
2012年2月1日Vol.35
ご承知の通り、決して良い景気とはいえない。家計にも影響が出ていることを実感することもあるはずだ。社会生活において、ものの購入や何らかのサービスを受ける場合には、必ずと言っていいほど必要な「お金」。大学進学においても例外ではなく、それも一時にまとまった額が必要となる。この経済状況下、大学は進学を目指す受験生に様々な制度を取り入れて経済支援をしている。その代表的なものが奨学金制度。調べてみるとユニークなものや、おや?と思うネーミングがされていることに気づいた。今月のテーマ、○○○は「おかね」である。
国内における女子教育の最高峰とされるこの大学の予約型奨学金制度は、明治8年に明治皇后かた賜った歌「みがかずば たまもかがみも なにかせん まなびのみちも かくこそありけれ」に譜をつけた校歌に由来している。
http://www.ocha.ac.jp/campuslife/scholarship/migakazuba.html
首都圏以外の受験生を対象とした予約型奨学金制度で、大学の代名詞にもなっている校歌の歌詞の冒頭を名称に用いている。あの校歌を一度は聞いたことがある方も多いのではないだろうか。
大学が目標とする「学生が主役となる大学創り」への一環として、成績・人物共に優秀な学生が安心して勉学にベストを尽くせる環境を得るための制度。入学後2年までの成績、ボランティアやサークル活動の実績を元に、学部長推薦、学長による選出を経て対象者が決まる。
http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/campus3/index.php?id=34&yu_m=3_4
さすがに誰もが大学名とその由来が想像できるだろう。大学の本拠地である関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外の受験生を対象とした予約型の制度で、道府県を地域ブロックで分けて、ブロック毎に給付人数を設定。地域間の偏りを避けていることが特徴。
大学進学への夢をあきらめて欲しくない、そんな想いをストレートに表現しようと考えたのではないだろうか。飾らないピュアなネーミングはかえって印象が強い。
内容がそれとなく察することができる、そのネーミング。フードビジネス業界の健全な発展を担う人材育成を目的に、“家業を継承すること”を希望する受験生のために設けられた入試制度。
“ユニークな名前“というコラムの趣旨からは外れる。学校法人名や創立者に因んだストレートなネーミングであるが、この大学のルーツは案外知られていないように思われる。最近そのルーツに因む、あるプロ野球球団が話題になっていることから取り上げてみた。
大学名と奨学金制度のネーミングを聞いて「あぁ、なるほど!」と思えるもの、「(その意味は)なんだろう」と感じるもの、読んでみて「大学理解が深まった」と感じるものに大別できるのではないだろうか。「おかね」という大切ながらも、一方で「お金」とストレートに表現し難い側面をも持つ存在だからこそ各大学は、創立者や大学のルーツに因んだ名称をつけることによって親しみを与えると同時に、建学の精神を訴えたいのだろうと推測している。
今月のテーマは最近の中では、シリアスな内容になってしまった。たまにはお許しいただきたい。
関連リンク:キャンパス アサヒ・コム「大学奨学金ガイド」
http://www.asahi.com/syogakukin/
文責:編集部(小田切警視)
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