3月といったら、あなたもう、そりゃあ目から鼻から変なモノがしたたるぐらい忙しい時期ですよ。社会人にとっては! というわけで花粉症のe-page編集部です、ごきげんようでございます紳士淑女の皆様。
一方で多くの受験生にとっては、良くも悪くも進路が決定している時期になりますね。
出会いと別れの季節。学友達が自ら選んだ一歩を踏み出そうとしている中、あなたは今どんな心境でいるんでしょうか~?
ここのところ、前書きからの脈絡を一切気にしていないe-page編集部です。真面目に毎回読んでくださっている、十数人の方すみません(リピーターそれだけ!?)。
大学サイトというのは、更新感を気にされているのか、意外とこまめにアップデートされていたりします。 そんな中、東京情報大学が毎日コンスタントに更新しているページのひとつがココ。 流氷を衛星写真で見られるページなのです。
このページの構成といったら、それはシンプルそのもの。
写真の説明があって、そこからまた飛べるページがあって、リンクの飛び先もまた流氷情報なわけで……
と、あくまでも流氷について衛星軌道から眺められる、それはそれは硬派なコンテンツです。
地球観測衛星(TERRA,AQUA)にて観測されるデータ(MODIS)の周波数を組み合わせて、流氷、雪、雪雲が黄色に表示されるように画像を用意しました。なお、観測軌道によっては観測範囲外となり、真黒な画像が表示されることがあります。
と説明書きにあるものの、これが実際の画像を見てもなかなか判別できない。 おそらく見慣れてくると、パズルが合わさるように「ハッと」理解できる仕組みになっているのでしょうが……もう一つ、親切な楽しみ方の提案が欲しいところ。
われわれ素人にはむしろ、若干敷居の高いページなのかもしれない……と一瞬くじけそうになったe-page編集部。 しかしここで観測をやめてしまわないのがわれわれの根性。この一年間、e-page(ええぺえじ)を見つけてきたこちらにとっても、このままで終わるわけにはいきません。
と思っていた矢先に、ひとつのセンテンスからふと感じることがありました。
「提供:学校法人東京農業大学・東京情報大学」
がそれです。
色の塗り分けが行われているとはいえ、見慣れないと、北海道の輪郭を目で追うだけで精一杯ですが、「提供:学校法人東京農業大学・東京情報大学」を見て、当たり前のことに気づいたんです。
そう、この流氷紹介ページは大学が観測も含めて作り上げている実は手のかかったコンテンツ。
観測があれば観測者がいて、そうするための機械があり、場所があり、お金も動きます。そうやって生まれた舞台で得られた観測情報を、また誰かが利用する。
このページを有効に活用できる人にとっては、ものすごい情報が詰まっているのだと思います。
外見からは想像のできない、多くの人がかかわった結晶。その一部が『衛星から見た流氷(毎日更新)』なのかもしれません。
他にも東京情報大学では、NASAの地球観測衛星の受信システムを利用して、アジア地域の環境観測を行なっているなど、東京「情報」大学だけに、情報の扱いに一工夫を加えたコンテンツを提供していらっしゃるようです。
興味のある方、衛星写真に詳しい方は、是非ご覧になることをオススメします。
流氷というと、その下にいるクリオネであったり、氷上のもっと上には夜空に広がるオーロラがあったりと、なかなか幻想的なオブジェクトと仲良しなイメージがあるように思います。
文明の発達した現代であっても、海岸にやってくる無数の氷の大地を説明できるのは科学者のごく限られた一部。普通の人だったら、広大な景色の合間に、沸き起こるイマジネーションを投影してしまうことでしょう。
実際にその目で見るチャンスがあるとしたら、そのときは遠くで見ている分には何とも思わなくとも、目と鼻の先まで近づいたらきっと圧倒されるだろうし、感動のままでいられるかもしれないし、もし夜に見たら不気味に思えるかもしれません。
(余談ですが、先月(2月)のasahi.comに偶然、辻仁成氏の記事が載っていましたが、氏の小説の一つにも、流氷に惹かれる男の姿が描かれていたりします。感受性が強いのか、他にも多くの作家が作品に流氷を登場させていますね。ある種の心象を表現するにはもってこいの風景なのでしょうか)
大自然の驚異、とはよく言ったものですが、人は把握できない事に対して、畏怖を抱くもの。
ひるがえって、冒頭でお話した受験生の進路を絡めてお話しします。
進路が決まって、春から大学生になる人、あるいはもう一年頑張る人など様々だと思いますが、
いずれにせよ未知の領域に踏み出すときには、ある種の恐れが伴いますよね。
しかし、いろいろな方向を目指して挑んできた皆さんなら、それらに対しても、対処できることかと思います。
受験勉強の大変さを乗り越えてきた皆さんなら、他のことなど取るに足らないことなのではないかな、と。
e-page編集部は受験生を終えた人も、これから受験をする人も、どちらも応援しています。