あっどうも。どうも、どうものe-pageです。
暑苦しく「!」ばっかり使ってもいられないので、今回は少しまったりと落ち着いた雰囲気でお届けしようかなと思っております、この「ちょっとe-page」。残暑の厳しい日もありますが、もう夏も終わりですからね……ふう。
季節は、天高く馬肥ゆる秋。の、入口。e-page編集部の面々も、芸術の秋と言わんばかりに、話題の美術館・博物館に興味を示そうと努力しておりますが、行きがけにご飯の美味しそうなお店で足を止めてしまうのはご愛敬。
売れっ子経済学者なら、そんなあたりからも市場分析をして、お茶の間に実体経済を分かり易くお伝えするのでしょうね。では大学がそれをやるとしたら?
今回の国士舘大学『身の回りの出来事をテーマに掲載「学びのコラム」』は、社会の出来事を身近なレベルに持ってきてくれる、お茶の間提供型のコンテンツなのです。
国士舘大学『学びのコラム』は、青を基調とした若い人受けのしそうな、軽やかなデザイン。それとは対照的に、重厚でシビアなテーマを扱っていることがあったりと、変化に富んだ、文章の量・質ともに申し分のないブログです。
ギャップがあるから興味をそそられるというもの。
テレビや新聞のニュースなどでもよく取り上げられる時事ネタを、詳しく分かりやすく解説してくれています。
また、どれも大学の先生が執筆されているので、ページによっては一回の講義で収まらないような、ボリューム満点の内容も。
例えば次の記事など、いかがでしょうか。
さっそく、2008年04月16日の記事を見てみましょう。
タイトルは「2008年は、国際サンゴ礁年です!」。国際サンゴ礁年? と首をかしげようとした矢先、続いている文章は、
「と、いわれても、たぶん知らないですよね? ダイビングが趣味だというタレントが、サンゴ礁年に関連したイベントの司会に引っぱり出されたり、水族館の大水槽でパフォーマンスを演じている様子が時々マスコミに紹介されたりしています。また、国際サンゴ礁年に関連したイベントが、昨年の暮れあたりからたくさん行われています。」
とのことでした。
なるほど、世間には色々な催しがあるものです。自分の生活範囲から一歩外にでると、見知らぬ世界が待っているんですね。しかも配信したのは文学部。関連が無さそうですが、既定の枠に収まらないのが、学問の面白いところ。語り口も穏やかで、ちょうど秋の夜長に読むにはもってこいのテイストですね。
全3回に渡って書かれた世界のサンゴ礁、そして舞台を沖縄に移してからは普天間基地や新しい空港建設の問題など、かなりシビアなテーマもちらほら見受けられます。
北極の白熊の話や、アフリカの砂漠化など、当事者でない私たちにとって、環境の話はテレビで目にしても、その時はショックを受けるものの、まさに遠い国のニュースと思って流してしまう節があります。曖昧模糊としたまま次のお笑い番組によって、洗い流されてしまうことがときどき。個人的な経験ですが。
環境問題への意識の低さは常々、いけないなぁと思っておりますが、改めてこの沖縄のサンゴ礁やそれをめぐる問題に触れると、もうちょっと自分で調べてみたくなりました。
また、ふと気付いたことですが、環境問題も、自然を守ることをクローズアップすると、現状のライフサイクルでは、守るだけだと現地の観光を生業としている方には食べていきにくいという切実な状況もあるのに、それが隠れてしまう危険性もあるのだなと。
一筋縄ではいかない、複雑な背景。
ちなみにサンゴ礁は、台風を弱めたり、魚の住処となったり、はたまたその魚たちを人間が食べたりと、景観の美しさだけでは語れない、多様な機能を持っているようです。南の島と聞いて思いつく、素晴らしい景色の中に、我々の孫の世代はサンゴ礁を描けるのだろうか、と近くの海を見ながら思うのでした。
国士舘大学『学びのコラム』は、アメリカのオバマ大統領について書かれた記事など、旬のネタも取りそろえられているようです。他にもいくつか、コラムのタイトルだけご紹介します。
・「人を殴るのは犯罪行為ではないのか? ボクシングで相手を叩いても逮捕されないのはなぜでしょうか?」-Vol.1-
・「スウェーデンに『福祉』ということばがないのを知っていますか?」
・中国の「改革・開放」と最前線基地・上海 -vol.1-
いかがでしょうか。興味を持てる話題はありましたか? NHKの週刊こどもニュースのようなとっつきやすさを残しつつ、対象年齢を上げて、専門的な内容に踏み込んだ、良コンテンツが目白押しですので、ぜひ一読されることをお勧めいたします。
受験生にとっては、朝日新聞の天声人語もさることながら、国士舘大学『学びのコラム』も面接などで応用できそうですよね。
記事の終わりには、国士舘大学の各学部への誘導口があるので、興味が生まれたら学部のHPも見てみるとよろしいかと。
それでは、またの機会に。