春眠、暁を覚えず。春になったら身の周りの誰かが言うであろうこの科白。聞き過ぎるとイラッと来るe-page編集部です。でも性格は柔和で温厚です。今月は特に、しばらく続いた不安定な天候も終わって、のどかな季節となりましたねー。昼ごはんの後など、うっかり寝てしまいそうです。
今回は、そんな眠気を吹き飛ばすぐらいパワフルなコンテンツ。
大阪商業大学の『大商大Story』をご紹介します。
このサイト、トップからしてボリューミィです。大学のサイトでもFlashを使うコンテンツは増えてきましたが、制作者の視点からすると、これだけの写真を集めて加工して動かすだけでもかなりリッチ。しかし『大商大Story』は、中のページに入ると一切トップで使われていた写真は出ず、さらにパワーアップしたボリュームのある記事ページへと生まれ変わっちゃうんです。
学生に話を聞くサイトって、けっこうありますよね。「○○大の学生さんにインタビューしました!」とか、「○○大の先生が△△を語る」とか……。 『大商大Story』もただのインタビューサイトだったら、きっとボリュームにばかり目がいっていたでしょう。登場人物が20人以上もいらっしゃいますし。
じゃあこのサイトのどこが「ちょっとe-page」なのかって? それでは編集部が気にいった点を、2つご紹介します。
1つ目はやっぱり関係性を強調したっていう点です。
「人生を変える、出会い」をキーワードに、ただインタビューするのではなく、学生や先生たちそれぞれを対にして見せてみた。学生に話を聞くとき、相手をメインに据えることで登場人物も減り、話の軸もぶれません。そのうえ、エピソードに個性が生まれやすそうです。結果として、e-page編集部は、このコンテンツに奥行きを感じました。
気に入った点の2つ目。
それは彼ら取り上げられた先生や学生のエピソードを、インタビュー形式ではなく、ショートストーリーとして読ませているところ。
小説とまでは言いませんが、脚色めいていて、まるで有名人のドキュメンタリーみたいなタッチで読ませてくれます。例えば「同志」をキーワードとしたページ。チアリーディングを始めた学生と、その師である職員のお話を引用してみます。
――バレーボールの厳しい練習で身につけたガッツ。これは誰にも負ける気がしない。それに、自分の手で新しい部をイチから立ち上げるなんて、絶対楽しいに決まってる!佳世(登場している学生の名前)が探していた、自分の“強み”となるものに出会った瞬間だった。
どうです? このプロジェクトなんちゃらめいた、もとい、青春小説のようなドラマチックなテイストは! 先生もう、鼻血が出そうです!
だらだらと書いてしまいました。最後にあとがきをば。
ここからはさらに想像の領域になってしまいますが、『大商大Story』って、大学関係者の方々をクローズアップできたら成功! っていうところには留まらない話なのかもしれません。と言いますのも、e-page編集部はこのコンテンツの裏に、大学からの真摯なメッセージを聞いたからなんです。
「うちの大学に集うすべての人には、主役になれる資格があります」ってね。
聞きました。ええ、聞きましたとも。
そしてその瞬間、このコンテンツのタイトル『大商大Story』に込められた真意にも、たどり着いた気がしました。
「『大商大Story』は、
これから大阪商業大学に来る皆さんの物語であり、
皆さんが主人公なのです」
『大商大Story』は今まで12話、公開されています。メニューを見るとさらに12話、追加されそうです。終わるころには48人ですか。 たしかにこれだけあったら、受験生も、自分の未来に近い人物のエピソードが見れるかもしれませんねー。
というところで、今回のお話はこれまでです。今回はギャグが振るいませんで、申し訳ありません。ちなみに、普段はこんなテンションなんです。高飛車にならず、視線も気分も低いところからお届けいたします。
それでは、またほぼ来月に。