あ、どうもー。というかドゥオーモー。e-page編集部です。イタリアンな単語でミラノの風とアカデミックな雰囲気を感じていただけたところで、e-page編集部より、毎月ちょっと気になる大学ホームページのコンテンツをピックアップしてお届けするこのページ、「ちょっとe-page」の始まりです。
第一回目は明治大学のwebマガジン&広報機能を備えた「明治ですから!」というページをご紹介します。この微妙なタイトルの裏には、どんな魅力が隠されているのでしょうか。恍惚(こうこつ)と不安の中、拝見しました。ドキドキ。
「明治ですから!」には教員・在学生・卒業生へのインタビュー・スポーツの記録に本の紹介……実に様々な記事が並んでおります。その中で編集部が特に興味を持ったのは「それ行け! キャンパス探検隊」という明治大学の学生さんたちが行っている活動を取り上げた企画です。
例えば2008年6月の「生田キャンパスの図書館に「Gallery Zero」がオープン」という記事では生田図書館にオープンしたギャラリーのことが、豊富な写真とともに紹介されています。文章はその雰囲気が淡々としているものの、取材を担当した方の等身大の目線で、感想や伝えたいことが丁寧にかかれています。
と、見ていたところで編集部一同は、誰がターゲットなのだろうと思いました。はたして、このコンテンツのターゲットは?
明大建築/計画・設計スタジオワークス展2009 WINTER

「それ行け! キャンパス探検隊」の明大祭のページをめくって見たところ、こんなことが書いてありました。
――実行委員の皆さん、参加団体のみなさん、本当にお疲れさまでした!
明大祭の記事の最後に書かれていたこちらの一文。なんて爽やかなねぎらいの言葉なんでしょう。不特定多数が閲覧するウェブにおいて、特定の人物に対する言葉です。他のコンテンツもざらっと見渡すと、明治大学に関係する人に向けて書かれたと受け取れる話題がちらほら。
そこで編集部はふと思いあたりました。ポンと膝を打ち、数年ぶりに田舎の母ちゃんに向かって電話をかけました。ウソです。
しかし思いついたのです。もしかしたら、これは思いっきり内部向けのコンテンツで構成されたページなのではないかと。つまりこの「それ行け! キャンパス探検隊」は、広報だがしかし、通りすがりのユーザーやマスコミというより、どちらかというと明治大学に関わる人たちをターゲットにしていたんではないかと。
よく見たら他のページも、在校生をクローズアップした記事や、卒業生が在校生に向けたメッセージ、そして明治大学自体の施設について言及した記事などが目立ちます。
第124回明大祭+YOU
受験生の方々に直接触れる機会はありませんが、思えば編集部の人間が学生だったころも、受験のときには必ず志望した大学のホームページをチェックしたものでした。そのときに思ったのは、大学のホームページがとても理路整然としていたこと。
これは一見素晴らしいのですが、
当時のe-page編集部員には、それだけでは足りなかったんです。
想像するための材料が。
受験生にとっては、大学というのは最後に学生でいられる時期であって、同時に自分の可能性がどんどん広がっていく一つの世界のようなもの。その世界を想像するためには、材料があったほうが良いですよね。そうして、夢を膨らませると、心に力がでますよね。
理路整然としているだけの、大学の沿革や入試の情報だけが幅を利かせたホームページでは、キャンパスに立っている自分が、ちょっぴり想像しにくいのです。
そんなとき、「明治ですから」のような、あえて大学を正面より少しはずしたところにスポットを当てているサイトが、「大学のキャンパスにいるわたし」を想像させてくれると思うんです。
その大学に行きたい。そう思った受験生の胸にわき上がった情熱が、大学へとたどり着いた自分を想像して、受験の力に変える。
入試情報やプレスリリースだけではない、
大学が見せたいページだけじゃなく、「受験生が見たい大学」を想像させてくれるような、受け皿となるページが必要なのかもしれませんヌ。
さてさて、パリ・ジェンヌのように気取ってみたところで、第一回目はおしまいです。
それでは、またほぼ来月に。